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ヘッジファンドT
『ヘッジファンド T――投資家たちの野望と興亡――』

著:セバスチャン・マラビー
訳:三木俊哉
刊行日 2012/2/10
四六上製(188×130)ハードカバー。312ページ。 本文1色刷。
SBN978-4-903063-54-6 C0033
1900円(税込2090円)

 

悪の拝金者集団か?

リスク管理の達人たちか?

その正体を明かす全米ベストセラー! 

 ヘッジファンドの物語は、金融の最前線の物語である。イノベーションとレバレッジの拡大、華々しい勝利と屈辱的な敗北。ヘッジファンドには、本当の意味の「優位性(エッジ)」を持っていないものも多いが、成果を出すファンドが多数派だ。この優位性の源泉は何か? 優位性の中身は、ヘッジファンドの大物たちの言説によって、むしろわかりにくくなることが多い。彼らはときに、まるで謎めいた天才だ……。(本書より)


「よく取材されており、バランスがとれている。経済に関心のある人なら気軽に読める良書だ」

――ハーバード大学 グレゴリー・マンキュー教授

<著者紹介>
セバスチャン・マラビー(Sebastian Mallaby)
ジャーナリスト。オックスフォード大学で近現代史を学んだのち、英国『エコノミスト』誌の記者となる。南アフリカ共和国のアパルトヘイト撤廃時の取材、日本特派員、ワシントン支局長等を歴任。その後、米国『ワシントン・ポスト』紙の編集委員に。現在は『ニューヨーク・タイムズ』『フィナンシャル・タイムズ』紙等に寄稿しながら、外交誌『フォーリン・アフェアーズ』の発行元として知られる米国の非営利団体・外交問題評議会の上席研究員も務める。本書以外の著書に、アパルトヘイトを扱ったAfter Apartheid、世界銀行をテーマとしたThe World's Bankerがある。本書は取材に4年をかけた著者の集大成であり、ビジネスブックアワード(『フィナンシャル・タイムズ』紙とゴールドマン・サックス社が協賛)の2010年度最終候補作、ジェラルド・ローブ賞(経済・金融分野の優れたジャーナリズム活動に対して贈られる賞)の2011年度受賞作となるなど、きわめて高い評価を得ている。

<訳者紹介>
三木俊哉(みき・としや)
企業勤務を経て、翻訳者。訳書に、『スティーブ・ジョブズの流儀』(武田ランダムハウスジャパン)、『アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術』『完全網羅 起業成功マニュアル』(以上、海と月社)など。

 

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目次

 

*主要登場人物紹介
*用語解説 

●序章 アルファをめぐる競争 

●第一章 ビッグ・ダディ──A・W・ジョーンズ 

●第二章 ブロックトレーダー──M・スタインハルト 

●第三章 ポール・サミュエルソンの秘法──コモディティズ・コーポレーション 

●第四章 錬金術師──G・ソロス 

●第五章 番長──J・ロバートソン 

●第六章 ロックンロール・カウボーイ──P・T・ジョーンズ 

●第七章 ホワイトウェンズデー──ソロス+S・ドラッケンミラー 対 イングランド銀行 

●第八章 ハリケーン・グリーンスパン──債券市場危機とスタインハルトの退場 

 

第U巻目次
●第九章 ソロス対ソロス
●第十章 敵は己自身
●第十一章 ドットコム・ダブル
●第十二章 イェールの男たち
●第十三章 コードブレーカー
●第十四章 危機の予感
●第十五章 嵐を乗り越えろ
●第十六章 「いったいどうやって?」
●終章 故なき恐怖心

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