楽工社
 
出版物一覧へ
 
 
『国際ビジネス 3──企業戦略と事業運営』
著:チャールズ・W・L・ヒル
訳:鈴木泰雄、藤野るり子、山崎恵理子
刊行日 2014/2/5
A5(210×148)ハードカバー。598ページ。1色刷。
ISBN978-4-903063-61-4 C3034
定価(本体4800円+税)

 

グローバル市場とはどのような

特徴を持った市場なのか。

そこで企業は、

どのような戦略を取るべきか。

組織、生産、ロジスティクス、

マーケティング、研究開発、

人事、財務はどうあるべきか。

ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校等、多くの著名校で教科書として採用されている、「国際ビジネス教科書」分野・世界シェアNo.1テキスト。
*教科書採用校および市場シェアのデータは、原著出版社(マグローヒル社)の調査によるものです。

 

著者紹介
チャールズ・W・L・ヒル(Charles W. L. Hill)
ワシントン大学ビジネススクール教授。専門は国際ビジネス、経営戦略、ミクロ経済学。英国マンチェスター工科大学(UMIST)で博士号を取得。ワシントン大学のほか、UMIST、テキサスA&M大学、ミシガン州立大学でも教鞭をとる。
経営学分野を代表する学術誌に50本以上の論文を寄稿("Academy of Management Journal""Academy of Management Review""Strategic Management Journal""Organization Science"など)。"Strategic Management Journal""Organization Science"誌では編集委員も務める。また"Academy of Management Review"ではコンサルティング・エディターを務めた(1993〜1996年)。
ワシントン大学では、MBAコース、社会人MBAコース、経営学コース、博士号コースを担当。MBAコース、社会人MBAコース、経営学コースでは、優れた教師に贈られる教育優秀賞を受賞。
また、マイクロソフト、ボーイング、トムソン・フィナンシャル・サービシズ(情報サービス)、BFグッドリッチ(タイヤメーカー)、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(ゲームメーカー)、ハウス・オブ・フレイザー(百貨店グループ)など、幅広い業種の企業・団体で顧問を務める。
著者の主著である本書は、第3版(2000年刊)以来、改訂しながら10年以上にわたって国際ビジネスのテキストとして世界シェアNo.1を獲得し続けており、事実上の世界標準テキストとして、世界中の学生やビジネスマンに読まれている。

原著
International Business: Competing in the Global Marketplace, McGraw-Hill, 2011

訳者紹介
鈴木泰雄(すずき・やすお)
京都大学文学部卒(社会学専攻)。酒類食品メーカーに勤務し、アメリカとイギリスに留学も含めて8年間駐在した後、翻訳家として独立。訳書に『株式会社』『顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」』『新たなる資本主義の正体』(ランダムハウス講談社)、『分析力のマネジメント』(ダイヤモンド社)などがある。ノースウェスタン大学ケロッグスクールMBA。本書では、第1部〜第3部および用語集を翻訳。

藤野るり子(ふじの・るりこ)
国内で経済学修士号を取得後、日本企業および外資系企業数社にて、社内通訳翻訳者を務める。その後渡米し、メリーランド大学大学院にて第二言語習得分野の修士号を取得。帰国後、金融・経済・経営・資産運用・IR、その他ビジネス関連分野を中心に、実務翻訳に携わる。本書では、第4部および用語集を翻訳。

山崎恵理子(やまざき・えりこ)
早稲田大学第一文学部卒。日本経済新聞社に勤務した後、英国レディング大学ヨーロッパ・国際学研究大学院で修士課程を修了。英文誌"Japan Echo"シニア・エディターを経て、ビジネス、政治経済、ファッション分野の翻訳を手がける。主な訳書に『波瀾の時代の幸福論』(ランダムハウス講談社)、『ファッションの意図を読む』(産調出版)、『Vogue On アレキサンダー・マックイーン』(ガイアブックス)。本書では、まえがきおよび第5部〜第6部を翻訳。

 

「国際ビジネス」全3巻の構成

第1巻 グローバル化と国による違い
 第1部 概説
 第2部 国による違い

第2巻 経営環境と金融システム
 第3部 グローバルな貿易環境と投資環境
 第4部 国際金融システム

第3巻 企業戦略と事業運営
 第5部 国際企業の戦略と構造
 第6部 国際企業の事業運営

目次

第5部 国際企業の戦略と構造
第12章 国際企業の戦略 21
   [冒頭のケーススタディ] 進化を遂げるIBMの戦略 22
  @はじめに 24
  A戦略と企業 25
   価値創造 26
   戦略的ポジショニング 28
   業務運営──バリューチェーンとしての企業 30
    主活動/支援活動
  Bグローバルな拡大と収益性、利益成長性 35
   市場の拡大──製品とコンピタンス(能力)の活用 35
   立地の経済性 37
    グローバル・ウェブの形成/注意すべきポイント
   経験効果 41
    学習効果/規模の経済性/戦略上の重要性
   外国子会社のスキルを活用する 45
   まとめ 46
  Cコストへの圧力と現地対応への圧力 47
   コスト削減への圧力 48
   現地対応への圧力 49
    顧客の趣味と嗜好の違い/インフラと伝統的習慣の違い/
    流通経路の違い/現地政府からの要求
   [企業別ケーススタディ] MTVネットワークスの現地対応 51
  D戦略の選択 54
   世界標準化戦略 56
   [企業別ケーススタディ]日本におけるボーダフォン 56
   現地化戦略 57
   トランスナショナル戦略 58
   国際戦略 60
   [企業別ケーススタディ]P&Gの戦略の進化 61
   戦略の進化 63
 章のまとめ 65
 討論のための設問 66
 研究課題 66
   [結びのケーススタディ]コカ・コーラ 67
 補足説明 収益性、成長、企業評価 70

第13章 国際企業の組織 73
   [冒頭のケーススタディ] ネスレ 74
  @はじめに 75
  A組織アーキテクチャ 77
  B組織構造 80
   垂直分化——集中化(集権化)と分散化(分権化) 80
    集中化(集権化)を支持する議論/分散化(分権化)を支持する議論/
    国際企業の戦略と集中化(集権化)
   [企業別ケーススタディ]ウォルマートの国際事業部 83
   水平分化——組織の設計 85
    国内企業の構造/国際事業部/世界的地域別事業部制/
    世界的製品別事業部制/グローバル・マトリックス構造
   [企業別ケーススタディ]ダウ・ケミカルのマトリックス構造の盛衰 94
   統合メカニズム 96
    国際企業の戦略と調整/調整の阻害要因/
    公式の統合メカニズム/
    非公式な統合メカニズム——知識ネットワーク/まとめ
  Cコントロール・システムとインセンティブ 104
   コントロール・システムの種類 105
    人的コントロール/官僚的コントロール/
     成果によるコントロール/
    文化的コントロール
   インセンティブ・システム 108
   国際企業におけるコントロール・システム、
   インセンティブ、戦略 110
    成果の曖昧性/戦略、相互依存、曖昧性/
    コントロールとインセンティブがもたらす意味
  D組織プロセス 113
  E組織文化 116
   組織文化の創造と維持 116
   組織文化と国際企業の業績 119
   [企業別ケーススタディ]
   リンカーンエレクトリックの組織文化と
   インセンティブ・システム 122
  F戦略と組織アーキテクチャの組み合わせ 124
   現地化戦略 124
   国際戦略 125
   世界標準化戦略 126
   トランスナショナル戦略 127
   環境、戦略、組織アーキテクチャ、業績 127
  G組織の変革 129
   組織慣性 129
   組織変革の実現 131
    組織の解凍/新たな状態への移行/組織の再凍結
 章のまとめ 134
 討論のための設問 135
 研究課題 137
   [結びのケーススタディ]
    ユニリーバにおける組織変革の10年 137

第14章 市場参入戦略と
    戦略的提携 141
   [冒頭のケーススタディ] GEの合弁事業 142
  @はじめに 144
  A参入時に決定する基本事項 145
   どの市場に参入するか? 146
   参入時期 147
   [企業別ケーススタディ]テスコの国際成長戦略 149
   参入規模と戦略的コミットメント 151
   まとめ 153
   [企業別ケーススタディ]フィリピンの多国籍企業、
   ジョリビーの驚異的成功 154
  B参入方式 156
   輸出 157
    長所/短所
   ターンキープロジェクト 158
    長所/短所
   ライセンシング 160
    長所/短所
   フランチャイズ 163
    長所/短所
   合弁事業 165
    長所/短所
   全額出資子会社 167
    長所/短所
  C参入方式の選択 169
   コア・コンピタンスと参入方式 169
    技術的ノウハウ/経営的ノウハウ
   コスト削減圧力と参入方式 172
  Dグリーンフィールド・ベンチャーか企業買収か? 172
   企業買収に対する賛否両論 173
    企業買収はなぜ失敗するのか?/失敗のリスクを下げるために
   グリーンフィールド・ベンチャーに対する賛否両論 177
   グリーンフィールドか買収か? 178
  E戦略的提携 179
   戦略的提携の長所 179
   戦略的提携の短所 181
   [企業別ケーススタディ]シスコと富士通 181
   戦略的提携を機能させるには 183
    提携相手の選択/提携の仕組み/提携の運営
 章のまとめ 187
 討論のための設問 190
 研究課題 191
   [結びのケーススタディ]インドにおけるJCB 192

第5部のケーススタディ 195
  グローバルな自動車産業(2009年) 196
   はじめに 196
   背景 196
   2008年の世界金融危機と自動車販売 199
   自動車産業のトレンド 203
    アメリカのビッグ・スリーの衰退/
    世界の需要パターンのシフト/
    業務運営における変化/新しい技術
  イケア──世界に向けたインテリア小売企業 219
   はじめに 219
   企業の沿革 219
   国際的な拡張 223
   イケアのコンセプトとビジネスモデル 227
   組織と経営 230
   将来への展望 233
  ダウニーズのスープ 234

第6部 国際企業の事業運営
第15章 輸出、輸入、見返り貿易 239
   [冒頭のケーススタディ] MDインターナショナル 240
  @はじめに 242
  A輸出がもたらす可能性と落とし穴 243
  B輸出実績の向上 244
   国際比較 245
   [企業別ケーススタディ] FCXシステムズ 246
   情報の入手先 248
   [企業別ケーススタディ]
   政府から多少の支援を受けて輸出する 249
   輸出代行会社の活用 250
   輸出戦略 251
   [企業別ケーススタディ]3Mの輸出戦略 253
   [企業別ケーススタディ]
    レッド・スポット・ペイント・アンド・ヴァーニッシュ 254
  C輸出入の決済 255
   信用の欠如 256
   信用状 258
   支払指示書 260
   船荷証券 261
   典型的な輸出入決済 261
  D輸出支援 263
   アメリカ輸出入銀行 263
   輸出信用保険 264
  E見返り貿易 265
   見返り貿易の割合 266
   見返り貿易の種類 267
    バーター取引/カウンター・パーチェス/オフセット取引/
    スイッチ貿易/買い戻し(埋め合わせ)
   見返り貿易に対する賛否両論 269
 章のまとめ 271
 討論のための設問 272
 研究課題 273
   [結びのケーススタディ]小企業の輸出と成長 273

第16章 グローバルな生産、
    アウトソーシング、
    ロジスティクス 277
   [冒頭のケーススタディ] インドの自動車産業の隆盛 278
  @はじめに 280
  A戦略、生産、ロジスティクス 281
  Bどこで生産するか 285
   国別要因 286
   [企業別ケーススタディ] 中国におけるフィリップス 287
   技術的要因 289
    固定費/最小効率規模/
    フレキシブル生産技術とマス・カスタマイゼーション/まとめ
   製品要因 295
   生産設備の立地の選択 296
  C外国工場の戦略的役割 298
   [企業別ケーススタディ]
    シンガポールのヒューレット・パッカード 300
  D生産のアウトソーシング──
   内製か外注かの決定 302
   内製の利点 303
    コストの引き下げ/特化した投資の促進/
    独占所有権のある製品技術の保護/スケジューリングの改善
   外注の利点 306
    戦略的柔軟性/コストの引き下げ/オフセット取引
   決定に伴う諸条件 309
   サプライヤーとの戦略的提携 309
  Eグローバルなサプライチェーンの管理 311
   ジャスト・イン・タイム(JIT)在庫システムの役割 311
   情報技術とインターネットの役割 313
 章のまとめ 314
 討論のための設問 316
 研究課題 317
   [結びのケーススタディ]ボーイング〈787〉の開発 318

第17章 グローバルな
    マーケティングと
    研究開発 321
   [冒頭のケーススタディ]インドのマイクロソフト 322
  @はじめに 324
  A市場とブランドのグローバル化 326
  B市場細分化 329
   [企業別ケーススタディ]
    アフリカ系ブラジル人へのマーケティング 330
  C製品属性 332
   文化の違い 332
   経済発展 334
   製品基準や技術標準 335
  D流通戦略 335
   国による違い 336
    小売の集約度/流通経路の長さ/
    流通経路の閉鎖性/流通経路の質
   流通戦略の選択 340
  Eコミュニケーション戦略 342
   国際コミュニケーションにおける障壁 342
    文化障壁/情報源効果と原産国効果/ノイズレベル
   [企業別ケーススタディ] タンポンを販売するために
   文化障壁を克服する 344
   プッシュ戦略とプル戦略 347
    製品のタイプと顧客の洗練度/
     流通経路の長さ/メディアの利用可能性/
    プッシュ戦略とプル戦略のミックス
   [企業別ケーススタディ]
   インドの貧困層に販売するユニリーバ 350
   グローバルな広告 352
    標準化された広告を支持する議論/
    標準化された広告に反対する議論/
    国による違いへの対応
  F価格戦略 354
   価格差別 355
   戦略的価格設定 357
    略奪的価格設定/多地点価格設定/
     経験曲線を考慮した価格設定
   規制による価格への影響 360
    反ダンピング規制/競争政策
  Gマーケティング・ミックスの構成 361
   [企業別ケーススタディ] 現地化するリーバイ・ストラウス 362
  H新製品の開発 364
   研究開発の立地 365
   研究開発、マーケティング、生産機能の統合 367
   機能の枠組みを超えたチーム作り 369
   グローバルな研究開発能力の構築 371
 章のまとめ 373
 討論のための設問 375
 研究課題 376
   [結びのケーススタディ]
   〈ダヴ〉──グローバルブランドを築く 377

第18章 グローバルな
    人的資源管理 381
   [冒頭のケーススタディ]アストラゼネカ 382
  @はじめに 384
  A人的資源管理の戦略的役割 385
  B人員配置方針 387
   人員配置方針の種類 388
    本国志向型/現地志向型/世界志向型/まとめ
   外国駐在マネジャー 394
    外国駐在が失敗する割合/外国駐在員の選定
   [企業別ケーススタディ]
    ロイヤル・ダッチ・シェルでの外国駐在員の管理 399
   グローバルな思考様式 401
  C研修と管理職養成 402
   外国駐在マネジャーへの研修 403
    文化研修/言語研修/実践研修
   外国駐在者の帰国 404
   [企業別ケーススタディ] モンサントの帰国プログラム 406
   管理職養成と戦略 407
  D業績評価 408
   業績評価の問題点 408
   業績評価のガイドライン 409
  E報酬 410
   国による報酬の違い 410
   [企業別ケーススタディ]
    マクドナルドのグローバルな報酬慣行 413
   外国駐在員の報酬 413
    基本給/外国赴任手当/諸手当/税金/給付金
  F国際的な労使関係 416
   組合労働者が懸念している点 417
   組合労働者の戦略 418
   労使関係へのアプローチ 419
 章のまとめ 420
 討論のための設問 422
 研究課題 423
   [結びのケーススタディ]レノボ 424

第19章 国際企業の会計 427
   [冒頭のケーススタディ]中国の会計システム 428
  @はじめに 430
  A国による会計基準の違い 431
   企業と資金提供者の関係 433
   他の国々との政治的、経済的結びつき 435
   インフレ会計 435
   経済成長の水準 436
   文化 436
  B国内基準と国際基準 437
   比較可能性の欠如 437
   [企業別ケーススタディ] 異なる会計基準がもたらした結果 439
   国際基準 440
   [企業別ケーススタディ]
    国際会計基準を採用したノバルティス 443
  C多国籍企業の連結と外貨の換算 444
   連結財務諸表 445
   外貨換算 447
    決算日レート法/テンポラル法
   現在のアメリカの慣習 449
  D会計から見たコントロール・システム 449
   為替レートの変動とコントロール・システム 450
    レッサーとロランジュのモデル
   移転価格とコントロール・システム 452
   子会社の業績と経営陣の業績の分離 454
 章のまとめ 454
 討論のための設問 456
 研究課題 457
   [結びのケーススタディ]国際会計基準の採用 458

第20章 国際企業の財務管理 461
   [冒頭のケーススタディ]P&Gのグローバルな財務管理 462
  @はじめに 464
  A投資に関する決定 466
   資本予算 467
   事業のキャッシュフローと親会社のキャッシュフロー 468
   政治的リスクと経済的リスクの調整 468
    政治的リスク/経済的リスク
   [企業別ケーススタディ] ブラックシー・エナジー 470
   リスクと資本予算 471
  B資金調達に関する決定 472
   資金源 473
   財務構成 474
  C効率性から見たグローバルな資金管理 475
   現金残高の最小化 475
   取引コストの削減 476
  D税制から見たグローバルな資金管理 476
  E効率性を高め、税を減らすための
   国際的な資金移動 478
   配当送金 479
   ロイヤリティと手数料 479
   移転価格 480
    移転価格を操作することの利点/移転価格に関する問題
   フロンティング・ローン 483
  Fグローバルな資金管理のテクニック 485
   現金の集約的保持 485
   多社間ネッティング 487
 章のまとめ 489
 討論のための設問 491
 研究課題 492
   [結びのケーススタディ]ブラジルのゴル航空 493

第6部のケーススタディ 495
  リー&フォン 496
  ベトナムのカストロール・オイル 498
  中国移動(チャイナ・モバイル) 500

 第3巻 注 502
 用語解説 533
 索引 554
 写真クレジット 592

 

ページトップへ    
Copyright (c) Rakkousha, Inc.