目次
第5部 国際企業の戦略と構造
第12章 国際企業の戦略 21
[冒頭のケーススタディ] 進化を遂げるIBMの戦略 22
@はじめに 24
A戦略と企業 25
価値創造 26
戦略的ポジショニング 28
業務運営──バリューチェーンとしての企業 30
主活動/支援活動
Bグローバルな拡大と収益性、利益成長性 35
市場の拡大──製品とコンピタンス(能力)の活用 35
立地の経済性 37
グローバル・ウェブの形成/注意すべきポイント
経験効果 41
学習効果/規模の経済性/戦略上の重要性
外国子会社のスキルを活用する 45
まとめ 46
Cコストへの圧力と現地対応への圧力 47
コスト削減への圧力 48
現地対応への圧力 49
顧客の趣味と嗜好の違い/インフラと伝統的習慣の違い/
流通経路の違い/現地政府からの要求
[企業別ケーススタディ] MTVネットワークスの現地対応 51
D戦略の選択 54
世界標準化戦略 56
[企業別ケーススタディ]日本におけるボーダフォン 56
現地化戦略 57
トランスナショナル戦略 58
国際戦略 60
[企業別ケーススタディ]P&Gの戦略の進化 61
戦略の進化 63
章のまとめ 65
討論のための設問 66
研究課題 66
[結びのケーススタディ]コカ・コーラ 67
補足説明 収益性、成長、企業評価 70
第13章 国際企業の組織 73
[冒頭のケーススタディ] ネスレ 74
@はじめに 75
A組織アーキテクチャ 77
B組織構造 80
垂直分化——集中化(集権化)と分散化(分権化) 80
集中化(集権化)を支持する議論/分散化(分権化)を支持する議論/
国際企業の戦略と集中化(集権化)
[企業別ケーススタディ]ウォルマートの国際事業部 83
水平分化——組織の設計 85
国内企業の構造/国際事業部/世界的地域別事業部制/
世界的製品別事業部制/グローバル・マトリックス構造
[企業別ケーススタディ]ダウ・ケミカルのマトリックス構造の盛衰 94
統合メカニズム 96
国際企業の戦略と調整/調整の阻害要因/
公式の統合メカニズム/
非公式な統合メカニズム——知識ネットワーク/まとめ
Cコントロール・システムとインセンティブ 104
コントロール・システムの種類 105
人的コントロール/官僚的コントロール/
成果によるコントロール/
文化的コントロール
インセンティブ・システム 108
国際企業におけるコントロール・システム、
インセンティブ、戦略 110
成果の曖昧性/戦略、相互依存、曖昧性/
コントロールとインセンティブがもたらす意味
D組織プロセス 113
E組織文化 116
組織文化の創造と維持 116
組織文化と国際企業の業績 119
[企業別ケーススタディ]
リンカーンエレクトリックの組織文化と
インセンティブ・システム 122
F戦略と組織アーキテクチャの組み合わせ 124
現地化戦略 124
国際戦略 125
世界標準化戦略 126
トランスナショナル戦略 127
環境、戦略、組織アーキテクチャ、業績 127
G組織の変革 129
組織慣性 129
組織変革の実現 131
組織の解凍/新たな状態への移行/組織の再凍結
章のまとめ 134
討論のための設問 135
研究課題 137
[結びのケーススタディ]
ユニリーバにおける組織変革の10年 137
第14章 市場参入戦略と
戦略的提携 141
[冒頭のケーススタディ] GEの合弁事業 142
@はじめに 144
A参入時に決定する基本事項 145
どの市場に参入するか? 146
参入時期 147
[企業別ケーススタディ]テスコの国際成長戦略 149
参入規模と戦略的コミットメント 151
まとめ 153
[企業別ケーススタディ]フィリピンの多国籍企業、
ジョリビーの驚異的成功 154
B参入方式 156
輸出 157
長所/短所
ターンキープロジェクト 158
長所/短所
ライセンシング 160
長所/短所
フランチャイズ 163
長所/短所
合弁事業 165
長所/短所
全額出資子会社 167
長所/短所
C参入方式の選択 169
コア・コンピタンスと参入方式 169
技術的ノウハウ/経営的ノウハウ
コスト削減圧力と参入方式 172
Dグリーンフィールド・ベンチャーか企業買収か? 172
企業買収に対する賛否両論 173
企業買収はなぜ失敗するのか?/失敗のリスクを下げるために
グリーンフィールド・ベンチャーに対する賛否両論 177
グリーンフィールドか買収か? 178
E戦略的提携 179
戦略的提携の長所 179
戦略的提携の短所 181
[企業別ケーススタディ]シスコと富士通 181
戦略的提携を機能させるには 183
提携相手の選択/提携の仕組み/提携の運営
章のまとめ 187
討論のための設問 190
研究課題 191
[結びのケーススタディ]インドにおけるJCB 192
第5部のケーススタディ 195
グローバルな自動車産業(2009年) 196
はじめに 196
背景 196
2008年の世界金融危機と自動車販売 199
自動車産業のトレンド 203
アメリカのビッグ・スリーの衰退/
世界の需要パターンのシフト/
業務運営における変化/新しい技術
イケア──世界に向けたインテリア小売企業 219
はじめに 219
企業の沿革 219
国際的な拡張 223
イケアのコンセプトとビジネスモデル 227
組織と経営 230
将来への展望 233
ダウニーズのスープ 234
第6部 国際企業の事業運営
第15章 輸出、輸入、見返り貿易 239
[冒頭のケーススタディ] MDインターナショナル 240
@はじめに 242
A輸出がもたらす可能性と落とし穴 243
B輸出実績の向上 244
国際比較 245
[企業別ケーススタディ] FCXシステムズ 246
情報の入手先 248
[企業別ケーススタディ]
政府から多少の支援を受けて輸出する 249
輸出代行会社の活用 250
輸出戦略 251
[企業別ケーススタディ]3Mの輸出戦略 253
[企業別ケーススタディ]
レッド・スポット・ペイント・アンド・ヴァーニッシュ 254
C輸出入の決済 255
信用の欠如 256
信用状 258
支払指示書 260
船荷証券 261
典型的な輸出入決済 261
D輸出支援 263
アメリカ輸出入銀行 263
輸出信用保険 264
E見返り貿易 265
見返り貿易の割合 266
見返り貿易の種類 267
バーター取引/カウンター・パーチェス/オフセット取引/
スイッチ貿易/買い戻し(埋め合わせ)
見返り貿易に対する賛否両論 269
章のまとめ 271
討論のための設問 272
研究課題 273
[結びのケーススタディ]小企業の輸出と成長 273
第16章 グローバルな生産、
アウトソーシング、
ロジスティクス 277
[冒頭のケーススタディ] インドの自動車産業の隆盛 278
@はじめに 280
A戦略、生産、ロジスティクス 281
Bどこで生産するか 285
国別要因 286
[企業別ケーススタディ] 中国におけるフィリップス 287
技術的要因 289
固定費/最小効率規模/
フレキシブル生産技術とマス・カスタマイゼーション/まとめ
製品要因 295
生産設備の立地の選択 296
C外国工場の戦略的役割 298
[企業別ケーススタディ]
シンガポールのヒューレット・パッカード 300
D生産のアウトソーシング──
内製か外注かの決定 302
内製の利点 303
コストの引き下げ/特化した投資の促進/
独占所有権のある製品技術の保護/スケジューリングの改善
外注の利点 306
戦略的柔軟性/コストの引き下げ/オフセット取引
決定に伴う諸条件 309
サプライヤーとの戦略的提携 309
Eグローバルなサプライチェーンの管理 311
ジャスト・イン・タイム(JIT)在庫システムの役割 311
情報技術とインターネットの役割 313
章のまとめ 314
討論のための設問 316
研究課題 317
[結びのケーススタディ]ボーイング〈787〉の開発 318
第17章 グローバルな
マーケティングと
研究開発 321
[冒頭のケーススタディ]インドのマイクロソフト 322
@はじめに 324
A市場とブランドのグローバル化 326
B市場細分化 329
[企業別ケーススタディ]
アフリカ系ブラジル人へのマーケティング 330
C製品属性 332
文化の違い 332
経済発展 334
製品基準や技術標準 335
D流通戦略 335
国による違い 336
小売の集約度/流通経路の長さ/
流通経路の閉鎖性/流通経路の質
流通戦略の選択 340
Eコミュニケーション戦略 342
国際コミュニケーションにおける障壁 342
文化障壁/情報源効果と原産国効果/ノイズレベル
[企業別ケーススタディ] タンポンを販売するために
文化障壁を克服する 344
プッシュ戦略とプル戦略 347
製品のタイプと顧客の洗練度/
流通経路の長さ/メディアの利用可能性/
プッシュ戦略とプル戦略のミックス
[企業別ケーススタディ]
インドの貧困層に販売するユニリーバ 350
グローバルな広告 352
標準化された広告を支持する議論/
標準化された広告に反対する議論/
国による違いへの対応
F価格戦略 354
価格差別 355
戦略的価格設定 357
略奪的価格設定/多地点価格設定/
経験曲線を考慮した価格設定
規制による価格への影響 360
反ダンピング規制/競争政策
Gマーケティング・ミックスの構成 361
[企業別ケーススタディ] 現地化するリーバイ・ストラウス 362
H新製品の開発 364
研究開発の立地 365
研究開発、マーケティング、生産機能の統合 367
機能の枠組みを超えたチーム作り 369
グローバルな研究開発能力の構築 371
章のまとめ 373
討論のための設問 375
研究課題 376
[結びのケーススタディ]
〈ダヴ〉──グローバルブランドを築く 377
第18章 グローバルな
人的資源管理 381
[冒頭のケーススタディ]アストラゼネカ 382
@はじめに 384
A人的資源管理の戦略的役割 385
B人員配置方針 387
人員配置方針の種類 388
本国志向型/現地志向型/世界志向型/まとめ
外国駐在マネジャー 394
外国駐在が失敗する割合/外国駐在員の選定
[企業別ケーススタディ]
ロイヤル・ダッチ・シェルでの外国駐在員の管理 399
グローバルな思考様式 401
C研修と管理職養成 402
外国駐在マネジャーへの研修 403
文化研修/言語研修/実践研修
外国駐在者の帰国 404
[企業別ケーススタディ] モンサントの帰国プログラム 406
管理職養成と戦略 407
D業績評価 408
業績評価の問題点 408
業績評価のガイドライン 409
E報酬 410
国による報酬の違い 410
[企業別ケーススタディ]
マクドナルドのグローバルな報酬慣行 413
外国駐在員の報酬 413
基本給/外国赴任手当/諸手当/税金/給付金
F国際的な労使関係 416
組合労働者が懸念している点 417
組合労働者の戦略 418
労使関係へのアプローチ 419
章のまとめ 420
討論のための設問 422
研究課題 423
[結びのケーススタディ]レノボ 424
第19章 国際企業の会計 427
[冒頭のケーススタディ]中国の会計システム 428
@はじめに 430
A国による会計基準の違い 431
企業と資金提供者の関係 433
他の国々との政治的、経済的結びつき 435
インフレ会計 435
経済成長の水準 436
文化 436
B国内基準と国際基準 437
比較可能性の欠如 437
[企業別ケーススタディ] 異なる会計基準がもたらした結果 439
国際基準 440
[企業別ケーススタディ]
国際会計基準を採用したノバルティス 443
C多国籍企業の連結と外貨の換算 444
連結財務諸表 445
外貨換算 447
決算日レート法/テンポラル法
現在のアメリカの慣習 449
D会計から見たコントロール・システム 449
為替レートの変動とコントロール・システム 450
レッサーとロランジュのモデル
移転価格とコントロール・システム 452
子会社の業績と経営陣の業績の分離 454
章のまとめ 454
討論のための設問 456
研究課題 457
[結びのケーススタディ]国際会計基準の採用 458
第20章 国際企業の財務管理 461
[冒頭のケーススタディ]P&Gのグローバルな財務管理 462
@はじめに 464
A投資に関する決定 466
資本予算 467
事業のキャッシュフローと親会社のキャッシュフロー 468
政治的リスクと経済的リスクの調整 468
政治的リスク/経済的リスク
[企業別ケーススタディ] ブラックシー・エナジー 470
リスクと資本予算 471
B資金調達に関する決定 472
資金源 473
財務構成 474
C効率性から見たグローバルな資金管理 475
現金残高の最小化 475
取引コストの削減 476
D税制から見たグローバルな資金管理 476
E効率性を高め、税を減らすための
国際的な資金移動 478
配当送金 479
ロイヤリティと手数料 479
移転価格 480
移転価格を操作することの利点/移転価格に関する問題
フロンティング・ローン 483
Fグローバルな資金管理のテクニック 485
現金の集約的保持 485
多社間ネッティング 487
章のまとめ 489
討論のための設問 491
研究課題 492
[結びのケーススタディ]ブラジルのゴル航空 493
第6部のケーススタディ 495
リー&フォン 496
ベトナムのカストロール・オイル 498
中国移動(チャイナ・モバイル) 500
第3巻 注 502
用語解説 533
索引 554
写真クレジット 592
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